2020年は快晴の中、令和初の新年を穏やかに迎えました。
それに相応しく「庚子(かのえ・ね)」の年は、新たな芽吹きと繁栄の
始まりといい、新しいことを始めると上手くいく「大吉」の年だそうで
す。
振り返れば、2019年世界では米中貿易戦争、隣国問題、温暖化による
大規模災害、国内では同じく多発する災害や消費増税、少子高齢化に
よる様々な問題や、雇用環境の変化等で振り幅の大きかった年といえ
ます。
2020年は「オリンピックイヤー」の波に乗り、日本に良い風が吹く
「大吉」の年になると良いですね。
経済面では、時代はAIを駆使する一部企業を除き、企業規模を問わず
「従来通り」や「安定・安心」、「専業」という既成概念が無くなり
つつあります。
私自身もここ数年ネット通販を利用する機会が多くなり、いつの間に
かサイバースペースの中に身を置いていいることを実感しています。
写真フィルム販売会社がサプリメントを、銀行が人材派遣を…
コア事業が衰退する中で、複数の成長事業分野を持つ企業形態が
「普通」の時代となり、40年前65%だった専業主婦世帯も、25年前
頃を境に反転し、現在33%となりました。
実に約7割の家庭が共働きという「普通」の逆転現象の世の中へと
変化を遂げています。
こういった時代の中で、弊社は今年、創業110周年を迎えました。
ひとえに地域の皆様をはじめ、お取引先様、仕入れ先様、弊社に携わ
ってくださった全ての皆様のお陰と深謝致しております。
材木販売から建築資材全般を扱う会社となり、現在、販売はもとより
地域の皆様の「住宅のお困り事解決」と「もっと快適に暮らしたいの
夢を叶える」住宅の町医者を目指し、リフォームを手掛け、今までよ
りもっと身近に感じて頂ける企業を目指しております。
企業として、1本の柱を2本に、そして3本に。
AIや大企業には手の届きづらい"身近で細やかな場所"に、弊社の強み
を生かしていきたいと思っております。
お取引先様と力を合わせ、共存共栄しながら、お取引先様と地域の
皆様のパイプ役としても、活躍の場があると信じております。
一世紀にわたる御恩への感謝を、これからもゆっくり恩返しできます
ように社員の皆と共に励んで参ります。
本年も引き続き、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
代表取締役 生井 一彰