「手触りの違い」の謎
一枚板に触れた経験のある方ならおわかりかと思いますが、その手触りには大きく分けて二つがあります。
「スベスベとした滑らかな感じ」と「僅かに凹凸を感じる手触り」。この違い、どこからくると思いますか?
答えは導管にあります。根が吸収した枝・葉に送る組織を導管と言いますが、この導管には「環孔材」「散孔材」「放射孔材」という3種類があります。「環孔材」は、導管が年輪の境目に沿って並び,「散孔材」は、その配列が分散してバラバラに並び、「放射孔材 」は、その名の通り放射状に並んでいます。ここでは、一枚板の手触りに関係の深い「環孔材」「散孔材」についてお話ししていきますね。
「環孔材」と「散孔材」
【環孔材の場合】
貴方のお好みは?
これらマメ知識を頭に入れて一枚板に向き合うと、その手触りすら意味のあるもので、何だか愛着が湧いてきます。貴方のお好みはどちらでしょうか?